Persephone
「春の女神」や「芽吹きの女神」と呼ばれるペルセポネ。
全知全能の神ゼウスと豊穣の神デメテルの娘、
冥府の神ハデスの妻。
冥界下りを経験したからこその深みと魅力。
意識の深層まで連行されることによって、
手放すものと得るもの。
《ペルセポネの物語》
母デメテルやニンフたちと幸せに暮らしていたペルセポネは、ある時ハデスに見初められた。暗く悲しみに満ちた冥土に倦んでいたハデスは、地上でも一際明るく生気に溢れた花の女神に恋し、自国へ連れ去る。
デメテルは悲嘆にくれてペルセポネを探して九日九晩彷徨い、やがてハデスが恐ろしい冥土に連れ去ったという事実を知る。そこでゼウスの元に抗議に向うが、ゼウスはハデスに不足はなく自らが認めた婚姻であると宣言する。そのことにデメテルは激怒して家に篭り、女神の恩寵を失った大地は荒れ果てて民は飢え苦しんだ。
この惨状を解決すべく、ゼウスはヘルメスを冥土へと派遣しペルセポネ返還の交渉に踏み切る。一方のハデスとペルセポネは当初あまり上手くいっておらず、ハデスの丁重な扱いにもペルセポネは応じなかった。ハデスは地上の惨状を聞き、渋々ペルセポネを帰そうとするが、ぺルセポネは冥土のザクロを食べてしまっていた。
冥土の食物を口にしたならば、冥土に住まねばならない、これは神々の掟。ハデスとデメテルはペルセポネについて激しく争ったが、掟を覆すことはできなかった。そこで12粒のうち4粒を口にしたことから、一年のうち1/3を冥土で過ごすことになった。
ペルセポネが地上を離れる間デメテルは悲しんで大地は冷えて荒廃し、これが冬の始まりになったという。そして毎年ペルセポネの帰還が大地に芽吹きをもたらし、彼女は春の女神とも呼ばれるようになった。
これ以降、ペルセポネはハデスに惹かれ、良好な夫婦生活を送ったとされている。
石の意味
グレームーンストーン:6月の誕生石、月の満ち欠けの影の部分を象徴する石、女性性を高める、インスピレーションを高める
パイライト:ネガティブなエネルギーから身を守る、夢や目標への意思を強くして行動力を高める
ブラックオパール:10月の誕生石、オーラを輝かせて個性を強める、勝負強さを身につける、感性や創造性を磨く
サイズ
内周:約14.5/15.75/17cm
全長:
約48/50.5/53cm(3段階調整可能)
レザーコード色
グレー
主な素材
グレームーンストーン、パイライト、ブラックオパール、バフレザーコード、ピューター
※ olieでは、自然が生み出す偶然の産物である、石本来の美しさを大切にしています。インクルージョン(内包物・含有物)やクラック(亀裂・割れ目)も石の個性。それぞれが私たちのように唯一無二であり、また不完全であり完全です。そのため商品にも個体差がありますが、石本来の味わいとしてお楽しみいただけたらと思います。